数年前に、会社のバイク仲間で夏休み北海道へ行こうと盛り上がり
自走・フェリー・電車などいろいろ調べ、電車でバイクを積んで行こうとしたが
予約がとれず断念。
しかし、自分には縁がなく、遠くに思っていた北海道が身近に感じられ
これは、行けるなと思った。
”北海道の大地を思いっきりバイクで走る”
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1994年7月22日(1日目) 出発
自宅⇒東京フェリーターミナル
20:30 会社から帰宅後、神奈川の自宅出発
初めて走る道(保土ヶ谷・湾岸ルート)で、かつ夜走なので緊張する。
(ここで道に迷ったり、事故ったりすると北海道がまた遠くに・・・)
21:30 東京フェリーターミナル 無事到着
既に多数のバイク/自転車/自動車が乗船待ちしている
乗船手続きを済ませ、バイクの乗船場所にて待機。
22:30 乗船 (さんふらわあ えりも)
船の後部から進入、2階ほど降りFデッキに駐車
ヘルメットのみを残し、ほかの重い荷物をすべて持ち客室まで階段で上る。
客室に入ると8人部屋で8人分の熱気で汗臭く蒸し暑い、これで30時間は
つらいと思っていたが、しばらくすると冷房がガンガンに効いて快適となる。
同室の梅田氏(OFFライダ−)会社員は自分と同じ7/30釧路発のフェリーで
帰るという。 ほぼ予定しているコースが似ているので、いろいろと北海道に
ついて話が盛り上がる。
出航
甲板に出て東京湾の夜景を見る(やっと北海道に行けるという実感がわく)
このあと、船内の風呂に入りさっぱり汗を流し就寝。
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1994年7月23日(2日目) フェリー
14:00 船内のテレビで映画【美女と野獣】をみる。
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1994年7月24日(3日目)
苫小牧⇒新冠(にいかっぷ)⇒門別⇒富良野
4:45 苫小牧着
霧が出ている、とても道が広い
途中、空き地に無造作に置かれたD51_2車両
7:00 門別
霧が晴れてくる
日高ケンタッキーファームへ行く予定だが、9:00開園の為、オグリに会う為に
新冠に向かう、途中シンボリ牧場前で写真を撮る(緑の門柱が印象的)
8:00 新冠
優駿スタリオンステーション オグリキャップ見学
”9:00より放牧”と看板にあり、がっかりと思いきや既に放牧されていて
牧草を食べていた(ラッキー)
9:00 門別
日高ケンタッキーファーム 乗馬 快晴 日差しが強く暑い
入口で原チャリ半キャップ軽装備4人組の高校生ぐらいを見かける
横浜ナンバーだった。
セット騎乗のチャレンジコース(5000円)を申し込む10:00予約
ファーム内のフォークスプライドで洋食バイキング(1000円)の朝食をとる
2週間道内をツーリングしている単独男性ライダー(Off)と話す。
一番印象に残っている場所は?の”問い”に裏摩周から8Kmほどにある
”神の子池”とのこと。 神秘的な場所という。 行ってみようと思う。
お互いの乗馬姿を写真に撮り合い別れる、彼はあと2日で北海道とお別れと
のこと。
駐車場で単独女性ライダー(ON)と話す
北海道は3度目で10日間の日程で自分とは逆のコースで回るという
お互いの安全を祈って、自分が先に出発しようと走りだした瞬間”ガチャ”と
ロックしてバイク共々倒れる。 今回初めてU字ロックなる盗難防止器具を前輪に
装着していたのをすっかり忘れていた。
女性ライダーに助けてもらいながら、バイクを立て直す、幸い損傷はなし。
「FZRは盗難の心配は無いんじゃない?」とのお言葉、自分は”たしかに”
とうなづくしかなかった。
お礼を言って、今度こそ富良野に向けて出発。
今回のツーリングで2度とこのピンク色したU字ロックは使われることは無く
荷物の一番奥にしまわれた。
富良野 快晴 暑い
富良野に近づくにつれて花の香りがしてくる。
あと富良野まで5Kmぐらいから家族連れ/おばさんを乗せた観光バスで
渋滞、路肩を走りなんとか富良野市内に到着。
GSで郵便局をたずねると市内観光MAPをくれ親切に説明してくれる。
とりあえず近くの商工会議所物産センターへ、富良野特産のラベンダー製品
やワイン・メロンなどが揃っている。
ラベンダーの種、ラベンダー線香、ラベンダーポプリ、バイク用ステッカーを購入
雑誌で調べておいた、”ツーリングトレイン”に電話する。
電車の車両に泊まれるということと、宿泊代が安価ということで
「予約してないんですけど泊まれますか?」
「泊まれますよ」
「どちらにあるんですか?」
「富良野駅に来てください」
「駅のどこへ行けばいいですか?」
「窓口に来てください」
「わかりました」
行ってみて初めて、JR富良野駅が管理している”ライダーハウス”であるこ
とを知る宿泊車両は富良野駅横に停留されている
「好きなところに場所を決めて名前を書いてください」とノートを差し出される
見ると番号が書いてあって1つおきに名前と年齢が書いてある
「1つおきですけど、今日は少ないんですか?」の問いに「じきに埋まってく
るよ」とのこと、とりあえず、自分も1つおきに名前を書いた。
料金の700円を支払い、領収書と宿泊規定なるものを渡され駅を出た。
規定によるとPM3:00からとなっていたので、1時間時間がある。
昼食がまだだったので、駅前の食堂で”冷やし中華”を食べ、駅の売店で
切り売りの”メロン”を食べながら、”ツーリングトレイン”前の噴水のある
公園でぼーと時間を過ごす。
3時になったのでトレインに入ってみると一人の青年が寝そべって何かを
書いている挨拶をすると、彼は神戸出身の学生で、愛車”ZXR”で小樽に
上陸し富良野にやってきて、今は親戚に旅の絵葉書を電子手帳の住所録
を見ながら書いているという。
番号を確認して荷物をバイクから降ろす、自分は学生君の隣だ
学生君は今日 富良野をざっと見てまわったということで、ワイン工場やラベ
ンダーのことをいろいろ話してくれた自分も、今日見て回る予定にしていたが
観光客の多さに、次の朝早くに予定を変更する。
そうしているうちに、学生君が銭湯に行くというので、自分も汗を流しに一緒
に行くことにする。
帰りに”来来軒”というバイク雑誌などで有名なラーメン屋で早い夕食を食べる。
ご主人(50歳くらい)が、自分たちがライダーということで北海道の道路事情に
ついてアドバイスしてもらう。
当初は、富良野から旭川−美深−稚内の予定だったが40号線は混み、回避し
た方がいいというのでルートを変更しようと思う。
駅前の土産物屋でラベンダ石鹸(一番小さいもの)を購入、学生君にお盆が近い
ので、先祖へのお土産として”ラベンダ線香”を買ったよというと「いい、アイディア
やね」と彼も購入する。
トレインに戻ると大阪から来たジェアラー(JRを使う旅人)の学生君や来来軒でも
一緒になった”刀”に乗っている 単独ライダーと話が合い、4人で消灯の時間まで
富良野のこと/大阪と神戸の違い/美瑛の丘について話した。
ジェアラーが前日、稚内のライダーハウス”どみんご”に泊まりとても良かったと進めるので、次の日に稚内を
予定していた、自分と神戸の学生君は、”どみんご”に行くことに決める。
この”ツーリングトレイン”は我ら”ライダー”のほか チャリダー/トホダー/ジェアラーなどが川の字になって
男女の区別無く、持参した寝袋などで一夜を共にする。隣とは30センチぐらいしか隙間が無く、寝息がかかるぐらい
しかし この日はなぜか一般のちゃらちゃらした格好の若い女性が泊まって、我々を驚かす。
1994年7月25日(4日目)
富良野⇒美瑛⇒旭川⇒浜益⇒羽幌⇒天塩⇒稚内
5:00 起床、外は曇り空 ちょっとがっかり
7:00 神戸の学生君と刀の彼は朝食をとってから、前日、話に出たラベンダーのきれいな”日の
出公園”へ自分は朝食抜きで富田ファームに寄ってから、日の出公園へ、ジェアラー君は
富良野をレンタル自転車で回るとのことで、ここでお別れ。
富田ファーム
やはり早い時間なので人もまだ少ない、雑誌/テレビなどでみていたラベンダー畑を実際
に目の前にして感激(ちょうど満開状態)ラベンダーのほかいろいろな花が咲いていた

富田ファームから日の出公園へ行く途中で、学生君と刀の彼と合流
日の出公園
富田ファームより規模が大きくて壮観。

美瑛
拓真館
美瑛の丘を中心にまるで絵のような風景写真を多数展示、観光客も多い、絵はがき12
枚組み600円2組購入。
美瑛の丘
いろいいろなCMで有名な木や丘があり(ケンメリの木など)それぞれの木の周りでは
観光客が写真を撮るために賑わっていた、もちろん自分たちも記念撮影はした。

11:30 ここで、刀の彼とはお別れ、彼は道東へ向かい、自分たちとは北海道を逆周りするとの
こと、またどこかで会うかも?と言って別れる。
12:30 旭川近くのコンビににて昼食、おにぎり2個とお茶。
旭川から滝川までは交通量が多く時間がかかったが、滝川から浜益は農村地帯やワイ
ンディングなので気持ちよく走り抜ける。
14:30 浜益近くの海水浴場で休憩、学生君が「泳ぎますか?」と言ったが今日中に稚内まで行き
たかったので、「やめとこ」と出発。
結構、工事が多く、車も多いので、ゆっくりと海沿いを進むことになる。我が相棒のFZRは
燃費が悪くリッター12Kぐらいなので学生君に迷惑(留萌では町中をGS探し)をかけながら
給油する。 ちなみに学生君のZXRは24Kぐらいとのこと、自分の倍、うらやましい。
17:30 羽幌近くのオロロン鳥のハリボテ前にて記念撮影、撮影後少し走ったところで学生君が、本日の
稚内を断念し、少し手目のキャンプ場でキャンプを提案、一瞬自分もそうしようかと思ったが、日程的に
学生君より2日短い自分にとってきついので、握手してお互い稚内の”どみんご”に泊まることを約束し
お別れ。
18:30 右の日本海に時々雲間から現れる夕日を見ながら道道909号を稚内に向け走行、909号は原野に
まっすぐな道があるだけの、まったく何もない世界であたりが暗くなり気温が下がってきた中、1死Ok走行
時間帯のせいか、他の車はなく闇の中を寒さに震えつつ単独走行。
19:00 駅前に到着、公衆電話より”どみんご”に連絡
「予約してないんですけど、泊まれますか?」
「泊まれますよ」
「どちらにあるんですか?」
「今、どこにいるの?」
「駅前にいます」
「稚内駅と南稚内駅 どちらの駅?」
「え?」
このとき初めて、稚内駅と、南稚内駅があることを知る、公衆電話からは駅名が見えないので近くに
海員会館があることを告げると親切に道順を説明してくれた。
ライダーハウス”どみんご”
到着すると、ご主人がシャッター付ガレージの前で待っていてくれた。
挨拶をして、バイクから荷物を降ろすと、ご主人が1つの荷物を持ってくれて、ハウス内に入る。
奥さんが出迎えてくれ、規則を説明してもらい料金を支払う
部屋に案内されると、2階の6畳部屋で1人先客がいるとのこと。 全員集まった時点で呼びますからと
おにぎり2個と味噌汁をいただく。
食事をすまし、明日のことを考えていると、相部屋の人が戻ってきて挨拶、彼は東京から自走で新潟まで行き
そこから小樽行きのフェリーで上陸し稚内に来たという
’別の部屋に行きませんか’の誘いに、3人組のいる部屋へ、彼らは同じ職場の同僚で、東京からきて、前日は
網走の簡保に泊まったという
いろいろ話していると、奥さんが'下に集まってください'と呼びに来た
下に行くと、今日泊まっている 男性11名、女性3名とご主人、奥さんとで自己紹介が始まった。
名前・歳・バイクの車種からはじまって、何処からきて何処へ行こうとしているとか、どこが良かったかとか
一人の話が話が終わるごとに、ご主人や奥さんがいろいろなエピソードや励ましをなどのアドバイスをしてくれる。
その中で礼文島の話は興味をもった、次回来るときには必ず礼文島へ行こうと思う。
そうして、全員の話が終わり記念撮影に入る。
記念撮影は、各自持ってきたカメラで各自を中心にして写真を撮ってくれる、また中心の両サイドには異性を配置して
肩を組んで撮影する。よってカメラの台数分だけ撮影会は続く、自分も1枚撮ってもらう。
全員の撮影が終了後、富良野であったジェアラーから聞いた奥さんが書いたどみんごの本を購入。
同室の彼が、3人組と飲もうと誘われたが、自分は本日の走行でへとへとだったので、先に休むことにする

1994年7月26日(5日目)
稚内⇒宗谷岬⇒枝幸⇒紋別⇒サロマ湖⇒網走⇒宇登呂
4:00 稚内
とても大きな雷で目を覚ます、雨も降っているみたいだ
6:00 起床、雨が止んでいたので、ひとまず安心
7:00 出発、ご主人がバイクをガレージから全て表に並べていてくれた。
ご主人に
「今日、予定通りであれば、大阪の19才ライダーが来ると思いますので、よろしく」と言って、相部屋の彼とご主人に
送られながら出発。
8:00 宗谷岬
とりあえず、記念撮影、最北端スタンプを押す。
食堂で朝食の定食を食べる。
みやげ物屋のおばさんと話すと先日までストーブを使っていてライダーが来ると感激されたそうだ、ここでトドの缶詰と
バイク用のステッカーを購入、おまけに饅頭3個をもらう。
10:00 枝幸
宗谷岬からオホーツク海側を南下、寒流のためかとても風が冷たく夏とは思えず。
枝幸に”林業総合センター”「幸林荘」という宿泊施設で立ち寄り湯が可能ということで、310円にて一番風呂に入り温まる。
再び、南下を始める。
途中、前方に昨夜どみんごで同泊のライダーを確認、挨拶をして追い抜く。
コンビニで休憩、同じく休憩していた年配の3人組のライダーと話す。
前日、日本海側を北上していた時に、抜きつ抜かれつしていたことが判明、彼らも網走方面に向かうとのこと
「またと会うかもしれませんね」いって自分は先に出発。
14:00 サロマ湖
ドライブインにて昼食
ホタテ定食1500円
15:00 網走
網走刑務所を見学(網走監獄という博物館もあり刑務所を探すのに苦労する)
ここで先ほどの年配3人組と再会し挨拶。
15:30 小清水原生花園
観光客がたくさん、観光客のおばさんと話すと花は全然咲いていないとのことなので
展望台まで行くのをやめる。
途中、富良野で別れた刀の彼(積んでるバックが目印)を見かけるが、反対車線だったために
追うのを断念。
17:30 ウトロ
ウトロ市街直前、電灯にとまっているオジロワシを発見、カメラを出そうとバイクを止め準備していると
大きな翼を広げて飛び立ってしまった・・・
ウトロ市内に入り民宿に連絡してみるがいっぱいでだめ、どうしようかとうろうろしていると
ライダーハウス”きつねの家”看板発見!いってみることに。
遊覧船のりばの近くにある、ゴジラ岩前の土産物屋がやっているようで、一泊500円支払いを済ませ
裏のプレハブに案内される、ここは釣り客用に作られた宿泊施設をライダーハウスとして併用しているようで
2段ベットが多数置かれている。
2階部屋のベットに場所を決め、土産物屋の食堂でジンギスカン定食800円を食べる。
ここで働いているのは近所のおばさんと、大阪から来た学生のアルバイト2名で、この2名はライダーハウスに
寝泊まりしている。夜になると、その2人と静岡から来た単独ライダー、関西から来たライダーが麻雀を始める。
はじめは、麻雀の成り行きを、同室の浜松から来たカナダ人(日本語堪能)ともう一人(何処から来たか忘れて
しまった)は一緒に見ていたが、しばらくして部屋に戻った。
カナダ人は英会話学校の講師をやっているらしく、日本人と外国人の文化の違いについて、いろいろと苦労話を
披露してくれた。
前日、この二人は層雲峡のユースホステルで一緒になり、ここまで来たそうで層雲峡で見た打ち上げ花火が
幻想的できれいだったと話してくれた。
1994年7月27日
宇登呂⇒羅臼⇒標津⇒中標津⇒足寄⇒池田⇒足寄⇒阿寒湖
4:00 起床、まだ、みんなは寝ているがカムイワッカに向けて出発。
5:00 カムイワッカの滝
途中からダートが長く続いたが何とか到着、途中鹿と遭遇
既に車が6台ほど来ている。
到着後、知り合った横浜から車で来た男性と一緒に滝を登ることに。
彼は、二回目なので服装についていろいろアドバイスしてくれる。
裸足で行くのだが、途中四か所ほど急勾配になっていて特に最後の登りは80度ぐらいの勾配で
滑らないように注意しながらで結構きつかった。

ほとんどの家族連れなどはあぶないので三か所目の滝壺であきらめている。
しかし、三か所目までもきつく、その中に5歳児がいたのには驚きだった。

まだ、上へ行けそうだったが、温度が丁度よかったので、ここで終了とし記念撮影する。
7:00 知床横断道路
霧の中を走行、所々で霧が晴れる。
8:00 羅臼
コンビニで弁当を買い、近くの港で朝食。
港では、漁師が網の補修作業をしていて、港中にラジオの音が流れている。
食べていると、小学3年ぐらいの少年が「どこから来たの?」と話しかけてきた」。
10:00 中標津温泉
銭湯みたいな作り、客はおじいさんばかり、知床から来たというと、いろいろ知床について
話してくれ、開陽台への道順を教えてくれた。
また、「どこから来たか?」と尋ねられたとき、神奈川というと「相模の国か」といわれる。
10:30 開陽台
晴れていたら、360度パノラマでいい景色だろうなと思いつつ、展望台で生牛乳を飲む。
14:00 本別近くのドライブイン”熊そば”にて昼食
親子らしく、父・娘(20歳ぐらい)が口げんかをしながらやっている。
ただし、客と話すときだけ、けんかは止まり笑顔となる。
15:30 池田 ワイン城
池田ワインの歴史や工場内部を見学、レストラン前にてぶどうジュースを飲む
ここで話したライダー(OFF)の話は悲惨で、山道のダートにを走行中、荷崩れしてテントと
シュラフを崖下へ落としたとのこと。 しょうがないのでシュラフだけを今日購入し旅を続ける
と言っていたが、声に元気がなかった。
16:00 帯広
ここで宿泊しようと思っていたが、日程を考え阿寒湖を目指す。
18:00 足寄近くで突然の大雨、近くの農家の納屋で雨宿りさせてもらう
家の中へと言われたが、全身、びしょ濡れのため、遠慮する、20分程でやみ出発。
19:00 阿寒湖
宿泊案内所で一番安いところで2食付1万円と言われ、そこに決める
部屋は、普通のビジネスホテルのシングルの感じ、とりあえず、共同風呂へ入り温まる
夕食はレストランで、品数が多い豪華な食事。
夕食後、ホテル内のコインランドリーで全ての洗濯を済ませる。
ジーンズを乾燥させていると、ホテルの人がボイラー室を「すぐ乾くよ」と案内してくれる。
ホテルの人はみんな感じのいい人達だった。
1994年7月28日(7日目)
阿寒湖=摩周湖=標津=尾岱沼
8:30 バイクをホテル地下駐車場に置かせてもらい、阿寒湖遊歩道を散歩ビジターセンターなどを
見学する。
9:30 阿寒湖を出発
途中で道を間違えてUターンしようとし、バランスを崩し立ちごけ、6日目となると体力消耗で
ここぞの踏ん張りがきかない、しかし大きな荷物のおかげでバイクに損傷なし。
10:30 摩周展望台
霧の摩周湖の言葉どおりに霧であまりよく見えない。
ふと、隣を見ると どこかで見た顔 相手もどこで会いましたっけと 宗谷岬、網走、宇登呂
羅臼・・・・・ といろいろな地名を連呼したあと 美瑛の丘で会ったことを思い出す 盛岡から
来た人で、一緒に硫黄山へ向かうことにする。
11:00 硫黄山
名物になっているソフトクリームを食べる(今回は屋台のもの)盛岡の人は、前回来た時に
気持ち悪くなったとのことで、自分ひとりで硫黄山の近くへ、噴射熱で作ったゆで卵を食べながら
見学、写真を撮る。
12:00 神の子池
盛岡の人と裏摩周へ向かう、途中ちっちゃな看板”神の子池”を発見、急停車、日高ケンタッキーファーム
で会ったライダーの話を思い出す。 盛岡の人に訳を説明し一緒に神の子池へ向かう。
行ってみると、池はとても澄んでいて池の中心三か所ほどエメラルド色に輝いたところから、水が沸
き出ている。 ただ、残念なことは曇り空だったということ、まわりの草が刈り取られたばかりみたいで
池面に少々、草が浮かんでいたことだ。
12:30 裏摩周
表と違い、霧はなく摩周湖がはっきりと確認できる
ここで、盛岡の人とお別れ、彼は羅臼へ向かうという、自分は根室へ向かうと言うと
宿泊するなら、尾岱沼にある「まきばの宿」にしなと助言してくれる。 牧場が民宿をやっていて
料理もおいしいとのこと。
14:00 計根別のGS
「昨日もここで給油しましたよね」の言葉に、前日、給油したことを思い出す。 そういえば前日も
対応してくれた女性だ
夏の北海道ホクレンGSでは、キャンペーン中で給油量毎にスタンプがもらえ、集めて応募すると
景品が当たるらしい、さらにライダーには三角旗がもらえ、ほとんどのライダーのバイクには三角旗が
はためいている
天候や道など聞いて、サービスのガムを多めにもらい出発
16:00 尾岱沼郵便局前 公衆電話
「予約してないんですけど、泊まれますか?」
「泊まれますよ」
「どちらにあるんですか?」
「244号沿いにあって、近くに小学校があり、看板がありますから、すぐわかります、夕食に間に合うように
来てください」
「ちょっと字が読めないんですけど何とかぬま郵便局にいるんですけも」
「それでしたら おだいとう郵便局ですね すぐ近くです」
16:05 まきばの宿
少し走ったところで大きな まきばの宿の看板
若いおかみさんが受付してくれる
玄関から1番目の部屋で部屋番号が「1年1組」とかわっている
宿の受付けに競馬馬の種荷け予定表が貼られていて この牧場では競馬馬も
育てていることがわかる 代表馬は「リンドホーユー号」らしい
風呂は近くに温泉があると進められたが疲れていたので内風呂を使う
18:00
夕食は毛ガニが1匹入った:味噌汁と名物の ほっかいしまえび ほか...
この宿に泊まっだ人は無料で乗馬を体験させてもらえるようで
乗馬される人は 朝6:00に外に集まってくださいといわれる
7月29日
尾岱沼一根室一納沙布岬一根室一霧多布岬一厚岸一標茶一釧路 大和旅館
2食付き 6000円
8:30 出発
6:00には起きていたが乗馬はせず
まきばの宿入り口にある売店で毛ガニ 花咲きガニを実家へクール宅急便で送る
11:00 根室駅 ふところがさみしくなってきたので銀行へ
現金をおろし銀行から出てふと隣を見るとちょっと大きな魚屋さん
結構お客さんがいるのでのぞいてみる
ここでも かに ほっけ にしん いか などを実家に送る
寒い中じっと動かない馬
12:30 納沙布岬
花咲きガニの売店が多い 北方領土を見る
14:00 霧多布
とても寒い
霧多布市キャンプ場はカラフルなテントでいっぱいだった
16:00 釧路湿原
391号沿い塘路近くの展望台に登る 小さな山の頂上が展望台になっていて
けっこうきっかった ここでの景色はいまいちだった
17:30 大和旅館 駅の薬内所の紹介
ここはもう都市なのでサラリーマンや夏期講習に来ている中学生などが泊まっている
7月30日
釧路一フェリー
ここも北海道なので夕食 朝食には花咲きガニの味贈汁に ほっけの
1匹まるごと や じゃがいもの煮っころがし他 食べきれないほどの量の食事が出される
8:30 和商市場
歩くと次から次へと店から「おにいちゃん安いよ」と声がかかる
ここで うに丼を食べたかったが朝食で腹いっぱいだった為断念
9:00 朝市場
10:00 釧路フェリーターミナル
出航3時闇30分前だけあって、まだ早い 1番のり
しかし30分だった頃から次から次へとライダーが集まり70台ぐらいになる
14:00 出航
ときどき8耐の予選をテレビで見る
18:00 テレビで「寅さん」を見る
船内図善にて赤川次郎を1冊借りて読む
7月31日
フェリー−東京−自宅
朝食 カロリーメイト(今回の旅前に購入のものつまり北海道中持ち歩いたもの)
甲板で日光浴をするがあまりにも風が強くいっのまにかタオルを海へ飛ばしてしまう
昼食 カップラーメン(今回の旅前に購入のものつまり北海道中持ち歩いたもの)
夕食'レストランにてウニ丼を食べる